家の外では関東弁、家の中では変な関西弁。娘1はバイリンガルです。娘2もそうなるでしょうね。娘にはしっかりこの二つを使い分けてほしいものです。ついでに言うとそれぞれ会話表現も違うのでそれも把握してほしいと思います。つまりは関西特有のボケとツッコミ・・その辺りまで。最近私があほなことを言うと「そんなわけないやろぉぉ~」と突っ込んでくれお笑い芸人の道もありえなくないかも、とほくそえんでいます。
関東と関西はなにが違うかとたまに聞かれます。食習慣などの違いは時々このブログでもご紹介していますが一番違うのは「会話」かもしれません。意識的か無意識かはともかく、関西人は普段の会話の中でできるだけ相手を笑わせようとしたり調子に乗りますが、関東の人は特にそういうことを考えて会話しません。さりとて関西人がおもしろくて関東人がおもしろくないといっているのではありません。そこはやはり「人柄第一」で、ほっとします。でも私がたまにぼけたりつっこんだりすることに対して「そうじゃなくてね」とか「ごめんね~」とか言われると「ああ、ここは関東だった~」と頭の中で納得するのです。
例えば沖縄の三味線を購入した関東の人と話す機会があり、その人が注文しても楽器がなかなか出来上がってこなかったというエピソードを聞いたとき、無意識なのかわざとなのか自分でもよくわかりませんが
「いい蛇がなかなか見つからなかったんじゃない?」
とボケたらその人は
「いえ、蛇はね、もともとちゃんと処理のすんだものを保存してあってそれを使うから捕まえるのに時間がかかったのではなくて色々工程があるみたいで・・・」(うわっ、ここは関東だった!)
小田急線に「六会日大前」という駅があるのですが私は「むいかたいかい・まえ」と思い込みで字を入れ替えて読んでしまっていました。ある日
「このへんの駅って変わった名前多いよね「六日大会前」とか。むいかたいかい前って六日に何かあったの?」
とばかな質問をしてしまったのです。まあ私は天然ボケの元祖ですから。
「そんな駅あったっけ?」
「小田急の駅にあるでしょ、かくかくしかじかの・・」
「え?それってちがうよ。『むつえ・にちだい・まえ』だよ間違って読んじゃってたね」・・以上で終結。これがもし相手が関西人なら
「そんな大会あったらこっちが見たいわ」とか
「なんでやねん」とかもしくは「昔は六日になあ」とかしばらくいじられるところでしょう。
関西に帰って大阪の友人数名と梅田で食事した時、緑色のワインの空き瓶に水をいれてコップに注いでくれるおしゃれなレストランでした。トクトクトクトクとウェイターがグラスに水を注いでくれました。その時ちょっとだけシーンとした空気が流れました。したら一人の友人が「まあすてきな白ワイン」といい、ウェイターが面食らいつつも「ありがとうございます」と言い、もう一人の友人が「そんなわけないやろぉぉ~と突っ込んでいました。関西に帰ってきたんだなあと思いました。
ブログじまい
5 年前
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