2009年10月16日金曜日

子供の歯医者選び1

子供の口の中をみたらおよその母親の性格がわかるでしょうね。北海道では牛の状態で飼い主の性格がうかがえるとご当地ガイドさんからきいたことがあるけど。うちの娘1の口の中は相当深刻な虫歯、それも総虫歯にちかい。(開き直っておきます。母)
だいたいあの野生マングースみたいな娘1を毎夜じっとさせることがどれほど至難のわざか、ということもわかってほしいのです。一日の終わりはせめて静かに過ごしたい、そして4年の月日が流れたそれだけです。私が悪いですか?つい先日診せたB小児歯科医は「お母さんは何をしてらしたんですか?」みたいに聞いてくる、その口調が明らかに攻めの口調。こんどから同じ質問をされたら嘘のひとつもついてやろう。「・・・色々事情がありましてこの子とは今まで離れて暮らしておりました」。そしたらあ、いけないところを聞いてしまったと思ってくれるはず。とかあれこれしょうもない作戦を練りながら今日は3件目のC歯科に娘を診せにいきました。JRでお隣の茅ヶ崎へ。駅から1分のところです。ちなみに1件目A歯科は私がふだん点検してもらっているところでした。なぜか年配の人が多い患者の中では私はまだまだ若手といういつも政界のような待合室。しかしながら子供スリッパもおいてあるし絵本だって少々あるから問題ないと思ったのです。何事も最寄主義な私、まよわず娘のかかりつけ歯科もここにしようと思いました。して、A先生にはがんばって奥歯1本の治療を終えてもらったものの普段静かな診察室に突如地響きするような娘の絶叫はつづく、普段冷静な職人風な先生も内心パニックなのがわかりました。3~4人の女性スタッフも上司の危機に全員集合で娘を囲み懸命のフォローにまわってくれたのですが(それはそれは今思い出しても大げさな光景でした)それがこの突如来た非日常に耐え忍ぶ先生に逆効果、「そんなに集まらなくてもいいっ!」ととりみだした一喝!かくしててんやわんやの治療がおわり、先生はこういいました。「小児歯科に行ってもらえますか?」「え?ここはだめですか?」この私の素朴な質問は先生にとって少々こたえづらいようでした。A先生には珍しいニガ笑いをしたのです。ええ?「できないことはないんですけどね・・・イスのサイズも小児歯科なら子供用だし痛くない色んな工夫があるのでそちらのほうがいいと思います」仕方なく私は納得し(内心、あ、逃げたなと思った)かくして2件目、先述のB小児専門医を紹介されることに。2件目は治療に親が付き添ってはいけないきまりがあり、無理やり引き離された娘は1件目に輪をかけたような騒ぎよう。でもこういう幼児の対応はなれているはずと私は気にせず待っていました。しかし泣きはらした顔で診察室から出てきた娘はすっかりトラウマを抱えたようでした。毎晩思い出しては泣く娘に私も野生の嗅覚がヒクヒクと作動。「そういえばあの歯医者、小児歯科というのに全く子供好きには見えなかったな・・・」猜疑心とあれこれ思い当たる節が。まず子供の歯科だというのに余計な人形の一つもないいたってシンプルな雰囲気、おもちゃもなく待合室にいた子供たちは全員幼稚園児だったというのに壁掛テレビが映していたのは中学生が楽しめるようなアニメ。受付のお姉さんは優しいけどそれをたいして気にかける様子もない。母子分離の診察に反対するわけではないけれどそれならちょっとでも子供が和むような雰囲気作りをするのは当然ではないのかな。こういうところで私は「どうもここには通いたくないな」と娘同様に思ったのです。幼稚園のこどもを「さん」づけで呼んでいたし。こんなことでもなんだか納得いかないと思うと納得いかない。・・・よし!とにかく子供が楽しみにして通うような歯医者さんを見つけようと決意。次回の予約はしていたものの翌日B歯科に電話をし他の歯科をさがしますと告げ姿を消しました。・・・明日「第三の歯科」につづく・・・

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