2010年9月19日日曜日

しげちゃん

平塚駅周辺に出没するしげちゃん。年齢は30歳そこそこ、かそれより少し上。もしかしたら下。この「お友達になってね紙片」を私が最初に受け取ったのは4年前偶然訪れたある施設でした。丸坊主の頭としゃべり方がドラマに出てくる山下清風だなあと思いました。それから4年の間にこの黄色い紙片を私はそこここの町角で、もう5枚ももらっています。そしてついこないだも。5回目ですから「あ、しげちゃん久しぶり」と、わざと知り合いの様に言うと彼の方がかえって困惑した様子になります。それから「ゆびきりって興味ありますか?」と聞くのです。「あるよ」というと真面目な表情で小指を差し出し「じゃあ指きりしましょう」となり、かんなり短い指きりをしたあとそそくさと立ち去ります。要するにしげちゃんはこの黄色い紙片を色んな人に渡し、5秒にも満たないコミュニケーションをとる、それが楽しいようなのです。一般的な「友達になりましょう」とはかけはなれているのです。私とて最初の1枚目が施設の屋内でなく町角だったら他の人のようにあとずさりしていたのかもしれません。はてさてつまりは一年に一回はしげちゃんにバッタリ会うということですね。もしこの黄色い紙片にみなさんもであったら、あんまり深く考えず受け取ってあげてはいかがでしょう。

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