2011年10月31日月曜日

はじめての句会

先日、七五三でちょうどこちらに来てくれていた母に娘らをみてもらい、それまで一年間通信教育的に自由句を送っていた私、はじめて実際の 句会にご挨拶かたがたいってまいりました。
駅前でみやこ饅頭(箱入)を買い、肝試しに近い感覚を持っていたのですが・・・

初老の穏やかそうな背の高い体格のいい先生でした。
やっと「赤ペン先生」にお目にかかれたという感じです。
また、先生にもここいらで私の正体をわかってもらってよかったです。

これがループタイなどをし、ベレー帽をかぶった干物のような爺さんだったらどうしようと思っていた私の不安が杞憂でよかったです。
声質もなじみやすくてよかった、
3~4時間もずっと話を聞くことになるのでこの辺も多分重要です。
ほかのみなさんの平均年齢70余歳といったところでしょうか。

しかしひとたび会がはじまると、句そのものが重要で何歳の人が作ったなど関係ありませんから早々に気にならなくなっていました。というかはじめからそんなに気にもしていませんでしたけどね。

ただ気になったのは「生きてきた境遇の違い」です。

たとえばこのあたりは千葉に続く「落花生」の名産地です。 先月のお題のひとつ「落下生」。みなさん土に植わっている様子や、収穫している様子など句にし、あれこれお話されているのですが私はイラストでしか「落下生」の実態を知らないのです。

もうひとつのお題「穭田(ひつじだ) 」は、稲を刈ったあとの茎の根元部分から薄緑色の芽がまた育ってきているという、稲刈後のわずかな期間の田園風景のこと。・・・なんですけど。私はそれもみたことがありません。ひこばえのようなものなのかなあ。

私はまずこの字が読めなかったのと、読み方がわかっても実物がどう思い出しても見たことなし。羊でもいるのか?

その他「添水(そうず・・・日本庭園のししおどしのこと)」「温め酒(あたためざけ」「柿紅葉」「落鮎 」が10月のお題(宿題!)」だったようです。力作がそろっていてふんふんふんと聞いていました。

最後に先生から11月のお題が発表され私に限っては「自由句でいいですよ」と言って貰いました。
いえ、お題を聞いたからにはそれに沿ってつくります。

けど難しい割に私は不思議と「面白い!」と思ったのでこれからもつづくと思います。

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