日曜日の夜、娘1が「私カルメ焼きつくってみたいわぁ」と言い出しました。何かと思えばちびまるこちゃんの影響。私は「またか~」とやりすごしました。
アンパンマンでも同様に影響を受けた娘に「フルーツ白玉」やら「マーマレード」やら「鉄火巻き」やら作って見せてやったものの、結局のところ「ふ~ん」というたった一言がオチだったのです。こういう気まぐれはもはや受け流すようになっています。
しかし今回たまたま夫がその場に居合わせていました。それから夜も更けた頃、ネットに視線を向けたままの夫に呼び止められ「つくってみたい」と言われました。ふと見ればカルメ焼きの作り方が画面に。ひ~っ、そんなに娘がかわいいのか?言いだしっぺはとっくに眠っているというのに。
しかしどうも様子が違うようでした。夫は重曹を加えたら膨らむという化学変化に改めて興味をもっただけようです。愛娘のためというより、どのように膨らむのか見てみたいという好奇心が抑えられないだけのようで。かくして夜中にカルメ焼きを作る謎の夫婦の図が・・・。
カルメ焼きのレシピといっても山ほどあります。卵白をいれるものと入れないもの、重曹を入れる前に数秒待つもの、待たないもの、重曹を加える前に冷やすのひやさないの、もちろん砂糖・水・重曹の分量も何通りかありますから結構なレシピ数です。自分に都合よくその中から一番楽なのを選んでやってみました。かく言う私もその昔、小泉今日子の「あんみつ姫」や「じゃりん子チエ」でカルメ焼きつくりを見てなんて不思議なんだろう、どんな味なんだろうと興味を持ったのを思い出したのです。ですから私も私で夫に理解をしめす妻というよりは単に気が向いただけなのでした。
それぞれの思惑はさておき、そのカルメ焼きは膨らまなかったのです。美しく膨らむまであきらめない↑上図のミギワさん(各画右側)とは大違い、真夜中だったこともあるのですが「成功したところでさしておいしいものでもない」「砂糖が貴重だった昔はごちそうだっただけ」と納得し、まあ味だけはカルメ焼きとして成功という結果にしてさっさと終了しました。明日から月曜日だというのに何をやってんだかと我に返ったのです。
しかし夫は仕事帰りどこで見つけたのかカルメ焼きを買って帰宅。翌日娘達に食べさせました。やっぱり「ふ~ん」と一口かじって終了。
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