2009年6月14日日曜日

いやげもの

みうらじゅん氏の造語「いやげもの」。
貰って困る、ぜんぜん嬉しくないお土産のことです。
よくあるでしょう?ご当地で旅気分盛り上がり、
つい買ってしまったお土産。
帰宅後「なんでこんなもん買ったんやろ?」
と自分すら思ってしまう。
更にそれを渡された何の関係もない友人知人のとまどい、不快感、疑問等はいかばかりでしょう。
だのに「ありがとう」って言わなきゃならない。
・・・「いやげもの」とはそういう異物の総称です。
2005年私が江ノ島で買ったいやげもの→
あの時は一目ぼれだった。

この年にもなるとお土産はだいたいがウセモノとなり
そんなハタ迷惑なこともしなくなりましたが(と思う)
依然何回かは友人知人にこの手のいやげもの、
渡したかもしれません。
現地にしかないものをあげようという愛情から・・・

10年前、大阪にしっかり存在していた
扇町ミュージアムスクエアまで
みうらじゅん「大物産展」を見に行ったことがあります。
それは日本全国のいやげものを一同に集めた恐るべし展示
他、氏のマイブーム年表、カスハガ集もありました。
ただ圧倒されました。マイブーム年表なら私も負けてないけどね。

地名部分が違うだけであとは同じ置物らの展示
ペナント・壁掛け提灯、だいたいの都道府県そろっていました。
ここまで数で見せられると思い出は自分だけに留めておかねばなあと
改めて「いやげもの」の恐ろしさを実感。
根性!努力!とか書かれた温度計のついた無数の置物
うたたねしてる小坊主さんの置物、
切り株に穴があいて小人がくっついてるだけのペン立て、
どれも地名が違うだけ。

このブログを本日書くにあたって「扇町ミュージアムスクエア」
を検索してみました。
当然こういうイベントが今も盛りだくさんなんだろうなと
クリックしたら・・・2002年末で閉鎖だったんですって。
なんだか寂しくなりました。
今思えば自分探しにあけくれていた頃、の懐かしい場所のひとつ。
世代が変わったのか~中島らもも昇天なさったし。
だんだん話が反れ始めました。このへんで。

0 件のコメント:

コメントを投稿