2011年8月23日火曜日

俳句歴一年

句会の幽霊会員となり一年経ちました。郵送投句してよいという了解をいただきそうさせていただいているのですが、毎回句会に出席しているコウさんによればそういう人は他になく私は今のところちょっとした謎の人物のようです。そろそろ先生だけにでもあいさつに行かねばならないところです。
☆印は秀句として挙げられたものです。

2010年・夏コレ
☆白玉やベトナム磁器の花の上
打水やステテコ老人細き四肢
祭果て金魚も逝きてしまひけり(原句:祭終え金魚も逝きてしまいけり)
ナイスショット入道雲を的にして

2010年・秋冬コレ
 天を突く銀杏黄葉の黄一色(原句:天を突く銀杏の強き黄一色)
亡き猫を足がさがせりこたつかな
小包のすき間を埋むる柚子ふたつ
寒空に身の引き締まる裸婦の像
☆仕舞弘法缶茶すすりて買ひもせず

2010年・冬~2011年・早春コレ
空の下はるかという名の蜜柑買ふ(原句:空の下はるかという名の果実買ふ)
分け入りし子の誇らしき落椿 (原句:分け入りて子の誇らしき落椿)
つるし雛妙齢ばかり集ふかな(原句:つるし雛妙齢ばかり集う館)
菜の花忌 胸に小さく淡路島
☆あさりらの開ききつたるうまさかな(原句:あさりらの開きなおりしうまさかな)

2011年・春コレ
春炬燵四角いかたつむりの心地
春光に色それぞれやランドセル(原句: 春の日に色それぞれのランドセル)
花ふぶき一つのこらずふぶきけり(原句:花吹雪ひとつのこらずまた来年ね)
新緑や深蒸茶もまた同じいろ
☆花は葉に子はまっすぐに園に入る

↑この最後の句が大きな文字で掲載されるページにありました。
私の句はフィクション&願い&昔の思い出で作った句も含まれています。
もちろん「まっすぐに園に入る」もだったらいいなあというフィクションです。

このまま続けられたなら来年のこの時期に記録NO2をお伝えいたしましょう。
  

1 件のコメント:

  1. すごいなぁぁ!!
    いくら考えても、こんなに上手に思いつかへんわぁ~

    わたしはステテコ老人が好きかな。
    というか、らしい、わ。
    亡き猫、も好き。

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