2010年12月12日日曜日

追試の話1 キライな科目を勉強しないでいたら・・・

みんなが「ああ今学年も終った~」と午前中で下校した午後、コタツでみかんでも食べているであろう頃、そのイヤアな電話の音がなるのです。ああ!近所のおばさんからの母親あてのいつもの電話であってほしいと願いつつドキドキしながらその受話器を持ち上げるのです。したら体育会系担任のガラガラした声がしました。あああ~。「N(私の旧姓)おまえ追試やぞ」。いやな予感と言うのはたいてい当たるのです。「すぐ来い!」。どうせなら下校前に進級の可否を教えてくれていたら早々に観念でき、緊迫の時間もすごさなくてすむし、もう一回交通費はらって高校に絶望的登校をしなくてもいいのに強制出頭させられます。このあたり成績はとっくに決まってるのに教師側のいじめかと思います。出頭後は大声自慢のやたら気の強い教師が居る教室に追試の生徒が集められていました。みなそれぞれ科目は違うものの同じ穴もむじな。屈折した一体感がどよ~んと漂っています。
「おまえらはなんでここまできた~っ?」
昔昔の教師の雷ぶりです。机がぶるぶる振動するぐらいの大きな怒鳴り声。まあたいがいな雷を落とされるのです。この先生は怒り係です。実際の雷にうたれた方が精神衛生上いいな、あれは。で、一人ずつ反省を言わされます。
「来年はちゃんとしたいと思います」
としかみんないいません。そしたら
「思います、とちゃうやろぅ?必死でやりますって言え~っ」
と言われます。やあ~できるかできないかわからないから思いますって言っちゃうんだよね。

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