2011年5月11日水曜日

ブラックスワン

 ブラックスワンという映画を見に行きました。たまに別世界に行くのもいいですね。とても心に残る映画でした。バレエ好きな人ならなおさらかなあ。女性には特におすすめです。男性にはどうでしょう。これから盛り上がるという辺で出て行った初老のおじさんがいました。封切初日朝一番の上映なのに。トイレかなと思ったらそれきりもどってきませんでした。何か耐え切れなかったんだと思います。
 さて「白鳥の湖」をテーマに物語りは繰り広げられます。
初めて主役をもらえたまじめな主人公ニナは白鳥と黒鳥を両方演じなければならないということで頭が一杯になります。白鳥は彼女の性格にあっていて完璧にこなせるのですが、黒鳥は正反対で官能的かつ情熱的に悪魔を誘惑しなければならずニナには超不得意な役柄でした。めでたく主役を得た彼女ですが、真面目さゆえに役作りに悩み始めます。振付師&監督には退屈だおもしろくないセクシーでないもっと本能のままにとかとにかく黒鳥は酷評されます。そして少しずつ精神がこわれていく。もともと自傷癖があったのがさらにひどくなりだんだん妄想と現実がわからなくなります。この辺はこの映画を見る側も主人公同様どこまで現実でどれがニナの妄想なのか後にならなければわからなくなっています。その辺がとてもドキドキ、ドギマギ手に汗握る時間で上映時間ぎりぎりまで緊張しながら固まって鑑賞することになります。ふだんだら~っとすごしている私には衝撃でした。是非みなさんもそんな世界へ入り込んでみては?ラストは他の映画宣伝に習って言わないでおきますね。
 

0 件のコメント:

コメントを投稿