2013年1月26日土曜日

あなたならどうする?

一人暮らし用冷蔵庫とその他の荷物を最大限に台車に載せて
(それは台車がかわいそうなぐらいの載量)、

ゴロゴロおぼつかない感じで押している金髪碧眼の外国人(同性だとして)に、
地下鉄の駅9駅分の距離を乗せてほしいと、ヒッチハイクされたらどうしますか?

あなたはそれらを運べるスペースのある車を持っていて、たまたま通りすがりのその外国人に見つけられ、見込まれてしまったというシュチュエーションです。

夜、お天気はよく、一本道は普段どおりスムーズに流れています。

なんでこんなことを聞くかといいますとね、例の、カウチ・サーフィン先のフランス人青年が
これまた見ず知らずの在日欧米人から無料でその荷物を譲りうけたはいいんですけど
台車ごと地下鉄に乗ろうとして乗車拒否され(当然だと思うんですけど)自宅まで歩いて戻らなきゃ行けないことになったのです。

私は当然「根性で!」自宅まで自力で帰るもんだと思って見ていましたら、
途中でちょうどいい塩梅のワゴン車を彼はみつけたのです。

「あ、運んでもらえるか聞いてみよっ」とキタ。

なんのためらいもなく運転席にいる女性に交渉、
「主人の車だから聞いてくるわ」と彼女は降りてすぐのお店(書店)に入り主人を連れ出してきました。

結果その書店の店主は運んであげたのです。

私はその一部始終を固唾を呑んで見ていました。
「YOUは何しに日本へ?」
まさにその質問をなげかけてみたい。(彼の在日目的は結局不明なままです)

番組は「なぜ乗せてあげたのですか?」と車の持ち主に聞いてみました。

「僕もアメリカにいたころヒッチハイクの経験があるんですよ」
「でもちょっと無茶ですよね」と苦笑いして答えていらっしゃいました。
この日本人男性はいい感じの方で、無理してる感じもなく
そのフランス人青年は「運のいい人」「どこか憎めない人」でまとめられていました。

しかし私はひねくれているから、いろんなことを考えながら見ていました。
同胞だったら?アジア人青年だったら?どうだったのだろうとか、
この青年はまあまあ若く、そこそこハンサムだけど
なんの魅力も若くもない人だったらどうだったかとか、
テレビカメラ携えてないまったくの一般人でも 結果は同じだったのか?

私ならいずれにせよ乗っけてないだろうな。
 自力でがんばってる人にこちらから声を掛けることはあっても。












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