2010年3月25日木曜日

育児の友

わが子を虐待しつづけたあげく死亡させた親らのニュース。子供は親を選んで生まれてくるっていう考え方に大きくうなづけないのはこういうニュースがたまに聞こえるからです。だって親を選べるんだったら絶対こんな人非人のところには生まれませんもの。誰がすきこのんでよ?しかし、ひとつ言いたいのは例えばこういう類の親がどこかに助けを求めたとして、我慢に我慢をかさね臨んだであろうその相手に向かって該当施設の人達のアドバイスはだいたい決まっています。「今だけなのよあっという間にすぎるから大丈夫」(←これ結構腹立つ!)「ママ仲間をつくり育児交流しましょう」「怒ってしまいそうなときはその前にお水を一杯のみましょう。」「パパや家族に話して協力してもらいましょう」「できるだけ外に出て気分転換をしましょう」「地域の子育て支援制度を利用しましょう」・・これら間違っているとはいいませんよ。しかしこれを一つでも実行できる親は基本健全です。もともとうまいことやっていけるのです。私がアドバイザーならまず心療内科なりで欝度を測るテストをすすめます。欝もしくは適応障害の場合が多いんです。だって私がそうだったんですもの。はじめ心療内科の戸をたたくのは私もかなり抵抗ありました。そこまでじゃないだろうと自分勝手に思いたい。わが身となれば一般人でなくなるような気がしていやだ、とか。ですから夫に薦められても聞く耳をもたなかったのです。しかしある日やっぱり自分の精神状態はおかしい、ひょっとして若年性更年期障害かも?と疑うようになり婦人科を受診。そこでYES・NO式欝テストをやったらその点数は充分な欝範囲!!で急遽、科を心療内科に変え「適応障害」と診断されました。「私は雅子様と同じ~?へ~っ。」そこはもともとお気楽な私ですから悪い気はしませんでした?さてそれで私の場合は一種類、薬を処方されその一種類を以来、量を状況に応じて上下させながら飲みつつけています。もうこの3月でまる3年を迎えました。娘1が1歳8ヶ月の時だったでしょうか。そして私の毎日に充分貢献してくれるこの薬のことを私は「育児の友」とよんでいます。
この薬があるから子供にもやさしくなれなんとか家事もやりつつ前に進むことができるのです。それにより外出して気分転換できるし、それにより育児仲間にもめぐまれて、地域の子育て支援にも興味がもて、怒る前に水でも飲もか~と思えます(これは嘘)。まずマイナスをゼロなり1にでも戻してこそ次を考えられるということです。今回の事件の親はどうしようもないので亡くなった子の冥福を祈るしかありません。子供を生んでからと生む前ではこういうニュースの感じ方が大きく違います。なんとかできなかったのかととても残念です。

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