当幼稚園名物「謝恩会」
これは母親たちが劇・ダンス・歌・クイズそれぞれのチームに分かれて卒園式当日の3~4ヶ月前から準備を進めるというものです。
幼稚園すべてがこういう会があるわけではないでしょう。
さっくりと卒園式だけで終わるところもあれば、出し物はなくてホテルの宴会広間を借りて立食パーティーするリッチ系もありますし、それぞれです。
娘の幼稚園では園と同じ敷地内にある神社の社務所の二階広間にて行われます。
細長のテーブルがならべられ地元名店の仕出し弁当が大人・子供・先生それぞれに置かれ卒業準備実行委員会仕切りで進められます。
この「謝恩会」ってさまざまなドラマがあります。
同じチームになったからといっていきなり一致団結というわけにも行かず当日迎えるまでに紆余曲折あります。当日とうとう出席辞退したお母さんも過去にはいます。
そこまでくるともはや「女の事件簿」でしょう。
私は前回書きましたように劇だったんですけどね、劇って言ったって色々あります。
まずそれを決めるところから始まるわけです。脚本がきまり小道具、音楽、衣装、ときめていくのです。これがもめないわけないでしょう。みんな生きてきた環境から趣味・感覚・感性すべて違いますから。好きな色が違うように。
私は出し物はなんでもよかったのです。
「浦島太郎」ベースの話にしようと強い要望が出たのでそうなった時も特に異論はなく、それでいいと思いました。しかしすべて揃い組み合わせる時点でプツプツできる妙な「間」がどうしても許せずここだけは妥協したくなかった私は 当日が迫るにつれ最後の方、演技指導というわけではないんだけど絶対ベターだと告げることを理解しようとしない人に対しては言葉尻がきつくなってました。だって人間だもの。
謝恩会がなければこんな数ヶ月を経験しなくてすむのです。
それまであんまり知らなかったお母さんと急に密になるのはいいことばかりではありません。謝恩会がなければ知らないまま別れゆくだろうに・・・気が合わない人と折り合いをつけたり、それはまるでまるで社会復帰した気分でした。ひぇ。
しかし終わってみましてね、のどもと過ぎればこんな濃厚な時期も悪くないものです。終わったからいえるのですけどね。なにより先生達に喜んでいただければそれでいいのです。それが第一ですから。
先生も例外ではなく私たちに劇を披露してくださいます。
今年はAKB48ベースのコントでした(笑)先生たちの違う顔がみられて楽しかったです。
「今年はどの出し物もレベルが高くてプレッシャーだった」 ですって。
順位は着かないのですが私の中での優勝はダンスチームでした。
子供目線をすべて削除しビヨンセとレディーガガをセクシーにかっこよく踊りあげていました。私は何度も「ヒューッ」とか「ブラボー」と叫んでいました。
ダンスチームの中には例のエリカちゃんママと陽介ママ(この間書いた二年間イギリス引越しの人)がいました。
この二人はこのダンスでとても仲良くなったようです。
私は以前から両人と親しくしていたので二人がつながってうれしいです。
それから3月8日の当ブログ「呉越同舟」を読んで自分もベストを尽くそう!
とがんばれた、と言ってくれたママもいてそれもうれしかったです。
てなわけで感慨・感動にみちみちた一日でした。
すべては子供がいなければまったくわからない世界です。
子供生んでやっとおもしろくなりはじめてよかったと思います。
今回を学習して私はもはや娘2の謝恩会の出し物を考えています。
一人で漫談か一人芝居、もしくは気の合う人がいればコント分野を追加してそういうのがしたいな。意見採用してもらえるかはわからないですけどね~。
三年後の報告たのしくできたらと思います。